詩, Non Title

雨音を聴きながら

むしろ碇(いかり)を下ろしている

雨音の単調のリズム

秒針のようでありながらそれは歩まずにおれを同じ地点に停泊させている

と感じる

虚空に浮かんだまま動かない煙の亡霊

フォークの先をただ見つめて過ごした一分か一時間か一日

呼吸器の忘却

おれはいまどこにも向かってはいなかった

窓の外ではその密やかな内臓部から街が侵されてすでに腐りかけている

雨音はそれとは連絡のないところの自然現象

時計を見る

やはり思いのほかである

思いのほか時間が経過している

午前六時

晩秋の夜明け

 

 

                                                      (澁澤政裕)

初稿。著作権があります。著作権侵害等の行為は法律で禁じられています。

 

↓盗作著作権侵害ハッキング盗撮盗聴家宅侵入嫌がらせなどなどストーカー被害関連の記事はこちら。母が関与。呆れた話。

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